最近の債務整理事情
先日、ジョギングをしておりましたら、牛舎の前に石灰を散布してあるのを見ました。宮崎の口蹄疫対策でしょうか、長崎においても対岸の火事ではないと感じました。
さて、総量規制も来月から始まり、債務整理事件も新たな局面を迎えることと思います。
とあるお客様から債務整理事件を受けました。その人いわく、「業者が取引履歴を開示しない。相手が言っている額に納得いかないので、なんとかしてくれ」というものでした。その業者というのは、聞いて驚きましたが、サラ金とか街金ではありません。中小企業の味方、多重債務に陥った方を助けます 的な業務方針を掲げ、金融業者として営業している組織でした。
受任通知後、取引履歴が送ってくるまで、2ヶ月以上かかり、送ってきた取引履歴は、ひどいものでした。依頼者に聞くと、「こんな中途半端な額を返済したことはない」などと言い、信用性に問題がありそうです。
その上、契約書には利息15%等との記載があり、取引履歴にもそう書いてあるにもかかわらず、こちらで計算すると、相手が提示する額とは全然違うのです。(10万円以上少なくなりました)
相手の担当者に聞くと、その返答に驚きました。「利率は、随時変更されています。それは変更された利率で計算しているからです」 なんと、勝手に高い金利に変更されるというのです。自分が15%の利息で借りていても、貸した方の都合で18になったり、20になったりする と平然と言うのです。
本当、呆れてものも言えません。詐欺みたいなものです。この業者に比べれば、まだ高金利をとっていたサラ金の方がマシとさえ思います。このような業者が、中小企業の味方だ多重債務者の債権手助けする等と言っているのですから、・・・・・
以前から他の司法書士や弁護士さんから聞いたことはあったのですが、現実に取り扱ったのは初めてです。このような、詐欺的なやり方が、なぜ、表にはでていないのか、一つには、その利率によると思います。この業者の利率は、利息制限法内の利率ですので、相手から提示された履歴を引き直し計算していないケースも多いのではないでしょうか。それに額も高額ではないため、過払いも発生せず、弁護士、司法書士が受任するということも少ないせいもあるでしょう。
自分が被害にあっていることさえ知らずに、感謝している方もいるかもしれません。





